限定的営業再開のお知らせ:5月14日の政府発表により、静岡県が緊急事態宣言の対象から外れることになりました。 これを受け当店周辺のダイビングサービスは、伊豆海洋公園が5月18日からオープン、富戸・八幡野・川奈など伊東市漁協管轄のサービスが期限を決めずに営業自粛を継続という状態です。 当店としましてはメインの伊豆海洋公園がオープンとなりましたので、5月18日より極めて限定的ではありますが、以下の条件に当てはまる方のみお受けさせて頂きます。 実質的にはほとんどのお客様が対象外となってしまい、誠に心苦しい限りですが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 1、 特別警戒区域に指定されている8都道府県以外にお住まいの方  2、 上記区域を通過する公共交通機関を使わずにお越しになれる方  3、 過去2週間以内に発熱・咳・倦怠感などの風邪症状の無い方  4、 過去2週間以内にいわゆる集団感染場所に立ち入っていない方  5、 その他諸条件を鑑みて、コロナ感染を疑わせる要素の無い方


 裏・日々ログも楽しめる夕起子のブログはこちら 


* この下に永久保存版の特別企画がありますので是非御覧ください。5月18日の下です。御面倒でなければ一旦一番下までスクロールして、第1回から順に御覧頂けると嬉しいです。


 2020年5月29日(金)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
晴れ 23℃ 17〜19℃ 5〜8m おだやか

今日見た生物

ヒラタエイ、ノコギリヨウジ、ホウボウ、ルリハタ(幼)、ヌノサラシ、ブリ、コロダイ、クロフチススキベラ、テンクロスジギンポ、セホシサンカクハゼ、ニシキウミウシ、サラサウミウシ、クリアクリーナーシュリンプ、ハクセンアカホシカクレエビ、ノコギリガニ、ウスバワツナギソウ他
ハクセンアカホシカクレエビ

 2020年5月28日(木)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
晴れ 22℃ 16〜18℃ 5〜8m おだやか

今日見た生物

エゾイソアイナメ、サクラダイ、ハナゴンベ、ムロアジの1種、セナキルリスズメダイ、セダカスズメダイ、スジベラ、シロタスキベラ、セホシサンカクハゼ、シマウミスズメ、ネズミウミウシ、ウスイロサンゴヤドカリ、ホムラチュウコシオリエビ、アカマンジュウガニ、テヅルモヅルの1種
セナキルリスズメダイ

 2020年5月27日(水)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
晴れ 25℃ 16〜18℃ 6〜12m 西 おだやか

今日見た生物

サカタザメ、ヒラタエイ、ハナアナゴ、ノコギリヨウジ、ミノカサゴ、ホウボウ、イネゴチ、マアジ、ムツ、コブダイ、イラ、テンスモドキ、ニラミギンポ、マツバギンポ、ベンケイハゼ、ニッポンニセツノヒラムシ、ハナミドリガイ、クロスジウミウシ、ホンドオニヤドカリ、ベニサンゴガニ
ニッポンニセツノヒラムシ

 2020年5月26日(火)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
曇り時々雨 22℃ 16〜18℃ 5〜10m 静穏 おだやか

今日見た生物

マツカサウオ、イットウダイ、サクラダイ、スジハナダイ、ハナゴンベ、コクテンカタギ、シラコダイ、レンテンヤッコ、カゴカキダイ、コブダイ、クロフチススキベラ、キビレヘビギンポ、ガラスハゼ、イソギンチャクモエビ、ゾウリエビ、ウスイロサンゴヤドカリ、テヅルモヅルの1種他
イソギンチャクモエビ

 2020年5月25日(月)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
晴れ時々曇り 23℃ 17〜18℃ 5〜7m 南東 周期的うねり

今日見た生物

クエ、サクラダイ、スジハナダイ、キンギョハナダイ、ハナゴンベ、コクテンカタギ、キンチャクダイ、レンテンヤッコ、ミナミゴンベ、タヌキベラ、クロフチススキベラ、カマスベラ、コガシラベラ、アオブダイ、ミナミギンポ、ハリセンボン、ヤイトサラサエビ、ウスイロサンゴヤドカリ
ハナゴンベ

 2020年5月22日(金)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
晴れ 20℃ 17〜18℃ 8〜10m 北東 風浪強し

今日見た生物

ミノカサゴ、ルリハタ(幼)、コクテンカタギ、レンテンヤッコ、セダカスズメダイ、クロフチススキベラ、アライソコケギンポ、テンクロスジギンポ、ニラミギンポ、セホシサンカクハゼ、スナイソギンチャク、ニシキウミウシ、イソギンチャクモエビ、ゾウリエビ、アシボソベニサンゴガニ他
アシボソベニサンゴガニ

 2020年5月21日(木)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
曇り時々小雨 15℃ 16〜18℃ 8〜10m 北東 風浪強し

今日見た生物

ホシエイ、ホオジロゴマウミヘビ、マダイ、コクテンカタギ、レンテンヤッコ、セナキルリスズメダイ、アマミスズメダイ、セダカスズメダイ、クロフチススキベラ、テンクロスジギンポ、ニホンアワサンゴ、ニシキウミウシ、クリアクリーナーシュリンプ、イソギンチャクモエビ、ゾウリエビ
スナイソギンチャク

 2020年5月20日(水)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
曇り時々晴れ 20℃ 16〜18℃ 8〜10m おだやか

今日見た生物

イタチウオ、ミノカサゴ、イネゴチ、スジオテンジクダイ、メイチダイ、レンテンヤッコ、イラ、オトヒメベラ、ホシテンス、マダラトラギス、マツバギンポ、ガラスハゼ、シマウミスズメ、クモガタウミウシ、サラサウミウシ、ヒオウギガイ、ブチヒメヨコバサミ、テブクロイトヒキヤドカリ
ブチヒメヨコバサミ

 2020年5月19日(火)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
曇り時々小雨 22℃ 16〜18℃ 5〜8m 北東 うねり小

今日見た生物

ナミマツカサ、ハナタツ、スジハナダイ、タカベ、レンテンヤッコ、フタホシキツネベラ、ノドグロベラ、コガシラベラ、トラフケボリダカラガイ、ベニホンヤドカリ、クロシマホンヤドカリ、カシワジマヒメホンヤドカリ、ホムラチュウコシオリエビ、イボイソバナガニ、モクズショイ他
ハナタツ

 2020年5月18日(月)  伊豆海洋公園 

天気 気温 水温 透明度 風向 海況
曇り 21℃ 16〜18℃ 5〜8m 北東 風浪あり

今日見た生物

ネコザメ、カスザメ、ノコギリヨウジ、ホウボウ、イネゴチ、オオモンハタ、ヌノサラシ、スジハナダイ、サクラダイ、マアジ、キンチャクダイ、レンテンヤッコ、アオブダイ、ヘビギンポ、アライソコケギンポ、テンクロスジギンポ、セホシサンカクハゼ、ウミスズメ、シマウミスズメ他
アライソコケギンポ

営業自粛期間延長のお知らせ:5月6日をひとまずの目途にしておりました営業自粛ですが、静岡県及び伊東市の要請に従い5月17日(日)まで自粛期間を延長することに致しました。尚、それ以降の営業再開についても現時点では不明ですので、期間終了前の時点であらためてお知らせさせて頂きます。ご迷惑をお掛け致しますが何卒よろしくお願い申し上げます。 また、もし5月中に営業が再開出来て、通常のログの更新が可能になった場合も、下の特別企画は5月末日までログと並行して更新していく予定です。


特別企画 日々ログ18年の歩み

皆様お元気にステイホームしてますか?これを書いている5月3日現在の時点で、緊急事態宣言が5月いっぱいまで延長される雰囲気が濃厚なので、5月のページは2002年6月からの過去のログを振り返り、時間を遡る形で一日2種類ずつ紹介していきたいと思います。選択基準は伊豆半島でのレア度を最優先し、あとは写真の出来や自分の個人的は好みも加味されています。


  第31回 髭ダンディズムと土屋太鳳って。 

 

2002年7月22日 富戸ヨコバマ

一言コメント:いや、特にこれといった関係はないと思うんですが、夕起子が髭ダン&私が太鳳ちゃんのそれぞれファンということで..。横から見るとフサフサのカワハギですが、正面だとまるでミノカサゴ!今から思えば日々ログ開始2ヶ月目にしてこんなの出ちゃったのは、幸先が良かったのかもしれないですね〜。
ヒゲハギ

2002年10月14日 黄金崎ビーチ

一言コメント:第21回のアオハタもそうですが、黄金崎は東では出ない南方系のハタの幼魚が何年か毎に出てくれます。しかも穏やかで安定した環境なので暫く居ついてくれる有難さ。このハタらしからぬ名前も個人的には非常に魅力を感じます。最後までお付き合い感謝です。明日から前途多難な19年目に突入!
ツチホゼリ

  第30回 いよいよ明日で最終回ですねぇ。 

 

2002年10月27日 伊豆海洋公園

一言コメント:長いようで短かったこの1ヶ月、何とかラス前まで辿り着きました。広義のハゼ類の中でもハゼ科とは別のクロユリハゼ科は、ハタタテハゼやアケボノハゼをはじめとして、人気魚種が目白押しですが、前掲の2種ほどではないにせよ、根強いファンを持っています。何を隠そうこの私もその一人です。
ゼブラハゼ

2003年2月15日 伊豆海洋公園

一言コメント:確か当時バリ島でミミックオクトパスという、不思議なタコの存在を知って間もない頃で、伊豆にも似たようなタコがいることに驚愕・興奮したのを覚えています。ミミックほどの派手さはないものの、ウシノシタの様に平べったくなったり、上に盛り上がってウミヘビみたいになったり芸達者でした。
ホワイトVオクトパス(夕)
* ゼブラハゼのコメント内の"クロユリハゼ科"はオオメワラスボ科のクロユリハゼ亜科になったようです。最新の分類学の情報を見落としておりました。お詫びして訂正いたします。

  第29回 普通にいる生物の興味深い生態。 

2003年3月21日 伊豆海洋公園

一言コメント:今回はいままでとは少し趣きを変えまして、一般的な生物の生態的に貴重なシーン(特に繁殖に纏わる)をお届けします。マナマコは食用ナマコとして、ダイバー以外にもごくお馴染みの種類です。何度か目撃していますが、同じ日により粒子の粗い褐色のものを放出している個体も観察できました。
マナマコの放精

2003年4月8日 富戸ヨコバマ

一言コメント:強い咬毒を持っていることもあり、伊豆など温帯海域での出現が、センセーショナルに取り上げられたことがありましたが、伊豆では昔から割と普通に出現していました。イカとタコの違いは卵を孵化まで世話するか否かなのですが、巣穴を持たないこのタコは抱えて持ち歩くしかありません。
ヒョウモンダコの抱卵

  第28回 結局4バックに落ち着きました。 

2004年11月27日 伊豆海洋公園

一言コメント:お察しの通り、第14回のタイトルを受けてのアンサーです。昨日書いたヤドカリ調査の期間中に見つけたのですが、標本が採れずリスト入りを断念したという、曰く付きの種類です。塊状サンゴに空いたカンザシゴカイの棲管の跡に住み、夕起子が名付けた別名が『地球を背負ってるヤドカリ』です。
ニシキカンザシヤドカリ

2005年1月29日 伊豆海洋公園

一言コメント:サンゴ礁性のウバウオ類では、ハシナガウバウオは割とよく出ますが、ウミシダウバウオとこのタスジはほとんど観察例がありません。生息環境が決まっていますので、その気で探せば見つかると思うのですが・・。黄色のラインとラインの間に細かい斑点があるのが、ウミシダウバウオとの相違点です。
タスジウミシダウバウオ
* すいません、大ボケでした。3+4+4は合計11ですね。キーパーを最後の4に含めるということで、3バックです。一桁のたし算も出来ない大馬鹿野郎でした。

  第27回 自分的にはかなり萌え萌えです。 

2005年3月11日 伊豆海洋公園

一言コメント:前年の10月にO野先生と海洋公園産ヤドカリ類の調査を行ない、その後の継続調査ということで、この頃の私は現地調査員として”寝ても覚めてもヤドカリ”の日々を送っておりました。そんな中での、ずぅーっと見たかったゼブラ発見!ヤバイぐらいにエキサイトしたのは言うまでもありません。
ゼブラホンヤドカリ

2005年4月25日 伊豆海洋公園

一言コメント:上に書いたヤドカリ調査継続中の4月末、サンゴヤドカリ類などの季節来遊ものはもう厳しいだろうと思っていたのでビッグサプライズでした。種名にグアムとかハワイとかが付く種類には妙に惹かれる私ですので、喜びと感動は二重三重にも膨れ上がりました。上のゼブラと共にそれ以来見てません。
グアムサンゴヤドカリ

  第26回 先天的に一文無しなもんで・・。 

2005年10月12日 八幡野ビーチ

一言コメント:何ですかこのタイトルは!?千と一だったらもうちょっとやりようがあったでしょうに..。スズメダイはホントに難しいです。このイチモンスズメの幼魚も、ミヤコキセンにそっくりな黄色と青の綺麗なタイプがいるかと思えば、こんな真っ黒のタイプもいるんですね〜。これじゃ見分けつかないわ。
イチモンスズメダイ

2005年11月23日 伊豆海洋公園

一言コメント:多分これでいいと思うのですが、今一つ自信ありません。このグループは似たようなのが結構いますからね〜。名前は第12回に登場したジュッテンイロウミウシの100倍点があるという意味なんでしょうか。夕起子が撮影したこの写真、体をくるっと丸めているポーズがなんとなく猫っぽくて素敵です。
センテンイロウミウシ(夕)

  第25回 オキナまで一緒なんだけどな〜。 

2006年1月6日 伊豆海洋公園

一言コメント:今日(25日)のハナゴンベに全部持ってかれそうですが、第25回頑張ってアップします。コイツははっきり言って凄い奴です。オキナワハゼやナメラハゼなどこの属の既知種の幼魚の可能性もありますが、いずれにしても激レアであることは間違いないです。水深30mちょっとの岩の下にいました。
オキナワハゼ属の1種(夕)

2006年8月28日 伊豆海洋公園

一言コメント:この毛むくじゃら感は、カニというより哺乳類的ですよね〜。オウギガニ科と近縁のケブカガニ科に属します。生息水深は浅いのでもっと見つかってもいいのですが、図鑑の解説に「昼夜を問わず表には出てこない」とあるので・・。残すところ今回含めあと7回。是非最後までお付き合いください。
オキナガニ

  第24回 変わり種のコブシガ二を御紹介。 

2006年11月13日 伊豆海洋公園

一言コメント:コブシガニ類自体が東伊豆ではほとんど見る機会の無いグループなのですが(西でもあまり見ない)、その中でも一風変わった2種類です。ツルツルでほぼ球形のイメージのある一般的なコブシガニに比べ、体型はいいとして全身イボイボです。クモガニ科のイソコンペイトウガニより金平糖っぽいかな。
コンペイトウコブシガニ

2007年6月14日 伊豆海洋公園

一言コメント:こちらは体型からして平べったくて、普通のコブシガニ類とはだいぶかけ離れていますね〜。パッと見た感じではむしろメンコヒシガニ類のように思えてしまいます。手元にある『海の甲殻類』『エビ・カニ ガイドブック』『同左 2』の3冊には載っていませんでした。やっぱ珍しいんだろうな〜。
カメキウスヘリコブシ

  第23回 甲殻類シリーズがまだ続きます。 

2007年9月13日 富戸ヨコバマ

一言コメント:このヤドカリは個人的に思い入れの深い種類ですが、その話は置いといて..。当時富戸のS店にいらしたM井さんが富戸ホールで発見し、本州初記録としてO野先生・M井さん・私の共著という形で論文にして頂きました。ホールにいたことからも判るように、暗い場所を好むので見る機会は少ないです。
サミダレヒメホンヤドカリ

2007年11月8日 伊豆海洋公園

一言コメント:掲載時“バサラカクレエビ”として紹介しましたが、その後別の和名のない種類であることが判ったので、この機会に訂正して学名をカタカナ表記します。I.O.P.には私が知る限り1個体だけハナウミシダがあり、その中に住んでいました。大島では出ていますが、伊豆では他に観察例はないと思います。
ラオメネス・コルヌトゥス

  第22回 刺胞動物と共生する甲殻類たち。 

2008年1月27日 八幡野ビーチ

一言コメント:いつになくちゃんとした真面目なタイトルです。I.O.P.でも出ているんですが、水深が深かったりでなかなかチャンスがなく、八幡野でF田さんに教わって見に行きました。確か30m以浅でした。ログによるとこの日は午前中にI.O.P.で潜り、荒れてきたので八幡野に移動したよう。ラッキーでした。
バルスイバラモエビ

2008年4月2日 伊豆海洋公園

一言コメント:宿主の方はウミサボテンと呼んでいるのですが、こちらは何故か名前に”シャボテン”と付いています。ウミサボテン自体が昼間はほとんど出ていないので、探そうにも探せません。出ていない時は宿主と一緒に砂に潜っているんでしょうか?ウミエラカニダマシに比べると甲羅がやや縦長な印象です。
ウミシャボテンカニダマシ

  第21回 スイートコーンと日本酒かぁー。 

2008年7月16日 伊豆海洋公園

一言コメント:コーンはすぐに連想出来たのですが、ツルは沢の鶴ぐらいしか思い浮かばなくて・・・。実はこれ、I.O.P.で見つけたものではなく、近所の小学校の海辺の観察にお付き合いした時に、3・4年生が波打ち際で見つけたものなんです。従いまして撮影地は海洋公園ですが、産地は富戸の郷戸の浜です。
ツルウバウオ

2008年9月12日 黄金崎ビーチ

一言コメント:第13回でI.O.P.のバラハタを出しましたけど、西伊豆では東で出たことないハタの幼魚がいくつか出ているようです。これも私の知る限りは東では出ていないはずです。見ようによってはなんてことない色と模様なのかもしれませんが、ハタ幼魚・ファンとしては何とも言えない渋さに萌えます。
アオハタ

  第20回 ブリマチ方面はある意味宝の山。 

2008年12月1日 伊豆海洋公園

一言コメント:ブリマチの根に着く手前のエリアでは、これまで数々の素晴らしいものと出逢っていますが、このヘビギンポらしからぬ種類もその一つ。尚、ヘビギンポ類については屋久島の原崎 森さんが作られた『ヘビベース』という素晴らしいデータベースがありますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
タテジマヘビギンポ

2009年1月25日 伊豆海洋公園

一言コメント:今まで伊豆で数回の出逢いですが、まともに見たのはこの時を含め2回で、もう一回は2番でした。海外ではまだ見たことありません。あぁ〜、あの時の感動が蘇ってきます。遠くからこちらに向かって悠然と泳いでくる大きな影!マンボウだと判った時には御一緒のゲストと共に狂喜・乱舞しました。
マンボウ

  第19回 西の大瀬崎ではこんな出逢いが。 

2009年9月8日 大瀬崎 湾内

一言コメント:大瀬崎によく行かれる方にとっては、時季を選んでその場所に行けば見られる、然程珍しくない存在かもしれませんが、18年間で10回ではそう簡単に出逢えるはずがありません。図鑑の解説には "夏から秋にかけて水深30m付近まで上がってくる" とあり、いい時季に行けてラッキーでした。
ハクセンエビ

2009年10月27日 大瀬崎 湾内

一言コメント:そう言えば前にエチゼンクラゲが全国的に異常発生した年があったな〜、と思っていたらこの年でしたか。もう10年以上経つんですね。I.O.P.や富戸でも見た記憶がありますが、大瀬のこの個体が一番大きかったような気がします。これからは大瀬崎にも機会を作って行かなきゃいけませんね。
エチゼンクラゲ

  第18回 ここら辺からタイトルが厳しい。 

2009年11月10日 伊豆海洋公園

一言コメント:伊豆で見られるイソハゼ類はほぼほぼアカイソハゼで、他には浅〜い水深にイソハゼがいますけどあまり見る機会は無いです。そんな中で見慣れないイソハゼ発見!イソハゼ属自体はやたら種類数が多いグループなので、『日本のハゼ』で調べてこれに落ち着きましたけど、あってるんだろうか?
シロイソハゼ

2009年12月5日 黄金崎ビーチ

一言コメント:掲載時は「ホンカクレエビ属の1種」としましたが、今回は学名のカタカナ表記でご紹介します。ヤドカリと共生するイソギンチャクに付き、ケスジヤドカリなどヤドカリ属=Dardanusとの親和性が高く、この学名が付けられました。他にもI.O.P.[080717]や富戸[100311]で出ています。
ペリクリメネス・ダルダニコラ

  第17回 天狗となまはげ、どっちが怖い? 

2010年6月14日 黄金崎ビーチ

一言コメント:ネットで検索してみたところ、この名前はどうも通称のようで“ナマハゲミノウミウシ”と呼ばれる場合もあるようです。黄金崎は東伊豆で見たことのないウミウシがいろいろ出るんですよね〜。今度機会があったら、よく出る時期にウミウシをメインに捜索してみたい気がします。
ナマハゲウミウシ(通称)

2010年9月8日 富戸ヨコバマ

一言コメント:こいつは今回の特別企画の中でも、1・2を争う超レアもので、もちろんこの時一度きりの出会いです。本来は熱・亜熱帯に分布する種類ですが、なぜか大きな個体でした。何度かご紹介している『I.O.P. DIVING NEWS』では、1995年3月号の表紙に大瀬崎で撮影された写真が掲載されています。
テングハコフグ

  第16回 漸く折り返し地点まで来ました。 

2010年9月14日 伊豆海洋公園

一言コメント:この特別企画は全31回を予定していますので、皆勤で完走出来ると仮定して今回が丁度真ん中です。こんなに美しくてかっこいいスズメダイなのに、この日初めて出逢ったというのに、なんとお恥ずかしながらこの時のことをあまりよく覚えていません。人は忘れる生きものなんですね。
アサドスズメダイ

2011年9月11日 伊豆海洋公園

一言コメント:サンゴ礁でもあまりお目にかかったことのない、このフグに伊豆で逢えたのはラッキーでした。しかも全長60cm級の大きな個体!当日のログのコメントによれば、ホンソメワケベラのクリーニングを受けていたので、ゲストと共に暫く取り囲んで観察・撮影した、とあります。
モヨウフグ

  第15回 また出し忘れですけど、なにか。 

2012年5月19日 伊豆海洋公園

一言コメント:ということで、昨日のワラスボとヒトデの間の2種類を御紹介します。言っときますけど、昨日のタイトルの為にわざと忘れた訳じゃありませんから・・・。このウミウシ全長2〜3mm程度の極小でした。撮影時には形も色も模様も、肉眼ではほとんど判らず、あとで写真を見て息を呑みました。
ヒメエダウミウシ

2012年9月18日 富戸ヨコバマ

一言コメント:このような特殊な生息状況の魚が、よく伊豆にまで辿り着いたもんだと感心しております。第4・5回で触れた『I.O.P. DIVING NEWS』の2000年3月号には、前年の秋にI.O.P.で撮影された写真が表紙で紹介されており、記事では「本種の北限記録になると思われる」と記されています。記録更新か?
チンアナゴ

  第14回 3-4-3か、それとも3-3-4か。 

2012年2月13日 伊豆海洋公園

一言コメント:サッカーのシステムのことじゃなくて、10文字名前の音節区切りの話です。伊豆で見られる大きなヒトデというと、オオアカヒトデがすぐに思い浮かびますが、このヒトデは輻長(中心から腕の先端まで)では敵わないものの、厚みと腕の太さのせいでとてもボリューム感がありました。こちらも..。
ヤマトナンカイヒトデ

2012年9月29日 富戸ヨコバマ

一言コメント:この体型でハゼですから・・、ハゼって多様ですよね〜。過去に何度かチラッと見かけてますが、もちろんすぐに隠れてしまって、まともに写真を撮れたのは今のところこの時だけです。珍しいうえに臆病なので、皆さんにガイドでご紹介する機会はなかなか無いのですが、いつか一緒に見ましょうね。
ニシキオオメワラスボ

  第13回 ハ行濁点という微妙なツナガリ。 

2012年10月23日 伊豆海洋公園

一言コメント:ちなみに2文字目の”ラ”は共通です。過去に何度かI.O.P.でも富戸でも出ているようなんですけど、今のところ私が見たのはこの年のこの個体のみです。ハタの幼魚には魅力的なものが多いですし、総じて臆病でなかなか全身を拝めなかったり、写真に撮れなかったりするところもまたそそられます。
バラハタ

2013年2月5日 伊豆海洋公園

一言コメント:このカニを初めて図鑑で見た時から、まずは名前に興味を惹かれ、更に甲面の白い三日月模様に魅了され、いつか見てみたいと思っていたので、模様が確認出来た時はかなり興奮したのを覚えています。現在までこの一度きりです。ところでボラダイルは学名から察するに人名のようです。
ボラダイルツノガニ

  第12回 八と十ということで偶数コンビ。 

2013年4月26日 伊豆海洋公園

一言コメント:ジュッテンは”十点”ですけどハチビキは”八引き”じゃなくて”葉血引き”だそうです。この手のキレイ系のイロウミウシはやたら種類数多いですから、探せば色々出てきそうなんですが、やはりある程度の大きさがないと「ローガンズ」には厳しいですね。我ながらよく気付いたと思います。
ジュッテンイロウミウシ

2013年6月3日 伊豆海洋公園

一言コメント:この魚との出会いは衝撃的でした。スルーしても全然おかしくない、いかにも普通の魚然とした体型と体色。第1回のコメントにも書きましたが、こういうのを見破った時の快感は何とも言えません。以前『ゆうすけの豪海倶楽部』の2013年7月号にも詳しく書きましたので是非ご覧ください。
ハチビキ

  第11回 I.O.P.でも出てくれないかなぁ..。 

2014年2月3日 富戸ヨコバマ

一言コメント:両方潜ったことある人は判ると思いますけど、I.O.P.と富戸って3キロ弱しか離れていないのに、環境も見られる生物もだいぶ違いますよね。このウスバハギも富戸ならではでしょうか。あまりよく覚えていませんが、当時の日々ログによると、この日のコース中に何度も出逢ったようです。
ウスバハギ

2014年5月1日 富戸ヨコバマ

一言コメント:こちらも富戸の環境がお好みなんでしょうか?I.O.P.でセトミノカサゴは出るんで、出てもいいと思うんですけど・・・。ところで話変わりますが、動画配信サービスのGyaoで『Pressure』という映画を観ました。面白かったです。こんな映画あったんだ〜。5/31までだそうなのでよかったら是非。
エボシカサゴ

  第10回 裸で本読みながらハモる、とか。 

2014年8月13日 伊豆海洋公園

一言コメント:「オマエふざけてんだろ!」と思われるかもしれませんが、すいませんふざけてます。当時シマハダカホンヤドカリとして紹介しましたが、今回の掲載にあたり見直したところ、どうもハダカホンヤドカリのようなのでこの機会に訂正します。やや深い砂底・砂泥底に生息する稀種です。
ハダカホンヤドカリ

2014年9月15日 伊豆海洋公園

一言コメント:京料理の高級食材としてつとに有名なことは、皆さんよくご存知だと思います。食べたことも見たことももちろんありませんでした。確か入る前に他店のガイドさんに情報を頂いたんだと思いますが、こんなものにいつも潜っている海で出逢えるとは・・・、それにしてもデカかったです。
ハモ

  第9回 銀座には方々から人が来ますね。 

2015年5月7日 伊豆海洋公園

一言コメント:オヤジギャグは大目に見てね。全長3〜4cmほどの幼魚でした。ホウボウではないと思うのですが、それ以外の既知種の幼魚の可能性もあります。ご参考までに過去ログにある、このグループの幼魚の写真と見比べてみてください。[060517(=2006年5月17日)] [050528] [050523] [050518]
ホウボウ科の1種

2015年6月11日 伊豆海洋公園

一言コメント:これはちょっとズルしました。お隣りの『肴や・大ちゃん』さんが定置網に入ったヘロヘロの個体を持ってきてくれたのを、海洋公園の海に持ち込んで、撮影後そのままリリースしました。エキサイトし過ぎて浮遊物を舞い上げちゃったのは、御愛嬌ということでお許しください。こちらにも御注目。
ギンザメ

  第8回 “ス”から始まるという共通点が。 

2015年12月17日 伊豆海洋公園

一言コメント:ちょっと裏話ですけど、この企画にあたり掲載候補を選びながら、時系列というシバリの中で組み合わせやタイトルを考えるのが結構楽しい作業です。今日は“ス”で繋がってよかったです。季節来遊のハギ(ニザダイ)系の中でも見た目のインパクトは秀逸。初観察でした。
スジクロハギ

2016年10月22日 伊豆海洋公園

一言コメント:ゴンべの仲間は種類数は少ないながらも、人気魚種・クダゴンベをはじめとしてそれぞれ個性豊かなスター選手揃いです。その中でサンゴ礁でもあまり見る機会のないこの種類に出逢えるとは...。他にもホシゴンベ・メガネゴンベ・ベニゴンベなど今後の期待が高まります。
スミツキゴンベ

  第7回 特にタイトルは無しってことで。 

2016年12月9日 伊豆海洋公園

一言コメント:時系列で並べている都合上、昨日・今日とこんなタイトルですいません。ウミガメはアオは特に最近よく遭遇しますし、タイマイも富戸で一時住み着くなどだいぶお馴染みになってきましたが、アカはおそらく初遭遇です。ところどころにフジツボが付いた貫禄のある個体でした。
アカウミガメ

2017年2月6日 伊豆海洋公園

一言コメント:ご想像の通り、ハナミドリガイだと思って撮っていました。あとで写真を見てからもしばらく気付かず、ログにアップする直前までそう思ってました。当時どうやってこの結論に至ったのか、3年以上経ってしまった今となっては情けないことにあまりよく覚えていません。
ツリディラ・バイエリ

  第6回 何も共通点を見い出せないなぁ。 

2017年10月2日 伊豆海洋公園

一言コメント:"象"と"襷"ではどうにも関連付けようがありません。モンガラ系は本家・モンガラカワハギをはじめとして他にもいろいろ来てくれるのですが、ムラサメやこのタスキは水深が概ね1m以浅と激浅ですし、ダイバーの出入りで混み合う場所なので、よっぽど条件が揃わないと写真撮れません。
タスキモンガラ

2018年2月23日 伊豆海洋公園

一言コメント:これは何とも不思議な生物でした。実は浮遊していた訳ではなくて、海底にゴロンとよこたわっていたものを上に放り投げて撮りました。クラゲの仲間ではなくて浮遊性の巻貝の仲間だそうです。最近浮遊系狙いのダイビングが流行りですが、こんなのも見られるんでしょうか?
ゾウクラゲ

  第5回 大事なものを抜かしていました。 

2019年8月21日 伊豆海洋公園

一言コメント:上に「時間を遡る形で」と書いたのですが、これは出しとかなきゃというのをうっかり抜かしてしまいましたのでちょっと元に戻ります。というか元々戻ってるんだから逆か。まずは昨年初めて目にしたと言っていいミヤケベラです。第3回の2種類と言い去年の8月はあらためて凄かったんですね〜。
ミヤケベラ

2019年8月24日 伊豆海洋公園

一言コメント:これは昨日のボウウミヘビの中で触れた『I.O.P. DIVING NEWS』の記念すべき創刊号の表紙を飾った魚で、その当時(記事によれば1989年12月)以来30年ぶりの再会でした。オクリダシでいつもいるノコギリヨウジをチェックしながら、色の微妙な違いに気付いた時には鳥肌が立ちました。
ヒバシヨウジ

  第4回 長いものには巻かれたいですか? 

2018年4月13日 伊豆海洋公園

一言コメント:だいぶ前に廃刊になってしまいましたが、『I.O.P. DIVING NEWS』という雑誌の1996年5月号の表紙を飾った種類です。当時の記事によると「水中の観察例はきわめて稀である」「生態写真が紹介されるのはおそらく初めて」などの記述があり、もちろん私にとっても今のところ唯一の出逢いです。
ボウウミヘビ

2018年12月4日 伊豆海洋公園

一言コメント:この仲間は他にモンガラドウシとゴイシウミヘビがいますが、モンガラが少ないながらもそれなりに見られて、ゴイシとモヨウは甲乙付け難いレア度という感じでしょうか。モンガラのような砂地の環境ではなく、水深5m前後の岩盤の上に積もった小石混じりの礫底にいました。
モヨウモンガラドウシ

  第3回 サンゴ礁では普通なんですけど。 

2019年8月12日 平沢ビーチ

一言コメント:私も夕起子も昔からこの魚の大ファンで、サンゴ礁で出逢う度に穴の空くほど観察したり遊んでもらったりしていました。まさか伊豆で逢えるとは・・、しかもサンゴ礁でもあまり見たことない幼魚サイズ(4〜5cm程度)!こんなナリなのでゲストのウケは推して知るべしですが・・。
コクテンフグ

2019年8月30日 伊豆海洋公園

一言コメント:確か以前バリで何度か目にした記憶がありますが、伊豆では今回が初めての出会いになります。結構な大きさがありましたし、割と浅いところだったので、場所を覚えてまた見に行こうと思っていたのですが、結局この日以降は再度出逢うことはありませんでした。
マダライロウミウシ

  第2回 砂場にはこんなレアものが・・。 

2019年9月23日 富戸ヨコバマ

一言コメント:砂場のネズッポ系はヨメゴチやトビヌメリを何度も目にしてましたが(最近あまり見かけない)、この種類は前2種と混同していたのかこれまで見落としていたようです。よく見ると鰭や体側に入る青がとても綺麗で素敵な魚です。同じ系統のネズミゴチやヤリヌメリも探してみよう。
イトヒキヌメリ

2019年10月15日 黄金崎ビーチ

一言コメント:もちろん存在は何十年も前から知っていましたが、砂場のカラッパ類がよく出そうな大瀬崎などに潜る機会があまり多くなかったので、これまで出会えずにいました。トラフカラッパも素敵ですが、メガネは眼鏡模様はもちろんのこと、鉗脚の日の丸模様が特に心惹かれます。
メガネカラッパ

  第1回 まずは記憶に新しいところから。 

2020年1月25日 八幡野ビーチ

一言コメント:この種類だと認識して見たのは今回が初めてです。こんな地味なビジュアルですから、おそらく今までも視界に入っていてもスルーしていたんでしょう。普通にゴロゴロいそうなあまり特徴のない色合いや体型の魚が、案外馬鹿に出来ないという典型例と言っていいでしょう。
カスリイシモチ

2020年3月4日 伊豆海洋公園

一言コメント:同業者さんに教えて頂きました。イットウダイ系自体が本家のイットウダイ以外は滅多にお目に掛かれません。当初アヤメエビスかと思われましたが(にしてもレア)、調べたら更に激レアのクロオビエビスと判り、現地ガイドの間では大いに盛り上がりました。
クロオビエビス

先月(2020年4月)のログ